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2009.10.29

パテ塗りがスムーズに 昭利ブラシ

2009年10月05日

昭利ブラシ(本社・愛知県海部郡、代表取締役・横井利幸氏)は手軽にパテ塗りやコテ塗りすることができる「SUSスムースゴテ」を開発した。
このコテは「内装パテ作業では左官ゴテを使用するが、接合部分が溶剤などにより外れる」「リブ柱が本体の中心にあれば塗りやすい」「コテ塗り仕様の材料は不得意だ」といった現場の声を聞きながら開発を進め、さまざまな問題を解決した製品となっている。
左官用ゴテなどは取っ手部が後方に接合されているが、同品は中心部に柱を接合することにより塗り付け作業を均一に行うことができる。そのため経験が少ない職人でも安定した塗膜を付着することが可能となった。
また、握り部を右方向に取り付けることで塗り面にコテ板が自然に角度が起きるように設計されている。更に接合部を溶接にすることで溶剤系の樹脂の使用も可能。板部分は反発性のステンレスを使用しているため押さえぐせを防ぎ従来の形状を保つことができる。外壁などのコテ塗材作業や内装用パテ埋め作業に最適なツール。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2009.10.03

ボディにフィット、不織布採用 中島商会 自動車養生カバー発売

2009年10月02日

中島商会は副資材(刷毛・ローラーを除く)の自社開発品を強化する。その第1弾として不織布自動車養生カバー「NSカバー」(商品名)を新発売した。
改修の施工現場の必需品となっている自動車養生カバーは、風にあおられて飛ばされたり脱着時に付着したペイントを誤ってボディにつけたりという事故が多発。しかも既存のカバーは耐久性がなく、1-2回の使用で捨てられるケースが多かった。
同社が独自の仕様で開発した「NSカバー」は裏面に不織布といった高品質素材を採用した他、ポリエチレンフィルムで表面をコーティングし、耐久性を大幅に向上。また車ボディを包み込む絞りゴムを装備、更に結束ヒモでフィットするようにした。
 

またカバーの前を示す表示、結束ヒモには扱いやすくするためウェイトを入れるなどきめ細かい配慮もしている。耐久性は従来品の3-4倍になりイニシャルコストが高くなるが、トータルコストで割安感を出した。
改修現場での駐車自動車の養生ばかりでなく、BP工場など幅広く需要を喚起していく。同社としてはNSカバーを第1弾としてこだわりの副資材の扱いを拡大していきたい意向。
 

サイズは3種類、M(3,800×5,800ミリ)=普通乗用車用・1,900円、L(4,880×6,660ミリ)=大型乗用車用・2,200円、LL(4,880×7,820ミリ)=ワンボックス、RV車用・2,900円。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2009.05.12

風にあおられないマスカー発売(副資材) 大塚刷毛「楽してマスカー」

2009年05月08日

大塚刷毛製造は風にあおられにくいマスカー「楽してマスカー」(商品名)を上市した。特許出願中。
従来のマスカーは突然の風でフィルムが舞い上がり、せっかく塗装した壁面にフィルムが付いてしまうケースが多発。また巾木付近を踏み込んでテープが剥がれたり、フィルムが破れてしまうことがある。
「楽してマスカー」はこうした難点を克服した。従来のマスカーはシングル(1本)16㎜のテープ・550㎜のポリフィルムの仕様であったが、新製品は16mmと19mmのテープを併用(2本)し粘着力を強化。ポリフィルムも40mmと550mmあるいは300mmを揃えた。
ダブルテープにより風が吹いても舞い上がらず、テープが剥がれない。更に下のテープと40mmのフィルムが負荷を吸収するため、見切りテープに影響を与えない。
この仕様によるメリットは養生精度の向上に加え、作業性のアップにつながる。従来のマスカーで外壁を養生する欠点として、軒天と外壁の間に刷毛・ローラーが奥まで入らず、マスカーを軒天から直接貼った後、更にマスカーで養生しなくてはならなかった。
楽してマスカーの場合、軒天部分にピンクの布テープで見切り線をつけ、軽くフィルムを下に引っ張り、下の布テープを壁に固定、更にフィルムを斜めに引きガムテープなどで足場の支柱や床板に貼り付ける。これにより一気にダメ込みまで作業ができ、見切りテープがズレないのできれいに仕上がる。
雨樋の養生にも「楽してマスカー」は威力を発揮する。上段のテープをポリフィルムの上から被せて止めるだけのため、風切り音が抑えられ、ガムテープの点付作業が不要となり、養生のバラシが容易になるメリットがある。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2009.03.12

飛散防止メッシュシートで最高クラスの強度を実現 透視性に優れる黒メッシュシート 横浜化成

2009年03月02日

横浜化成は視界性を妨げることなく、かつ防犯効果も期待できる黒メッシュシート「ビュー・シー・クリーン」の展開を進めている。
ビュー・シー・クリーンは田村駒エンジニアリングが開発した黒メッシュシートで塗装業界へは横浜化成が販売していく。
 

同シートの大きな特長は従来品と比べて室内からの透視性に優れることから景観阻害による圧迫感が緩和され居住者のストレス解消効果が期待できる点だ。
同時に昼夜を問わず外部からの視認性もいいことから防犯効果に役立つとともに、作業者の安全性及び作業効率の向上にも寄与する。
「特に黒メッシュシートは光を吸収・浸透させる割合が光を反射させる割合より多いため、他の(色の)メッシュより透視性がいい」と説明する。
また物性的に「従来のメッシュは目が粗く、強度に難があったが、今回開発した黒メッシュシートはポリエステル100%のラッセル織りによってⅡ類(飛散防止シート)で最高クラスの強度を達成した」とコメントする。
 

既にマンション、オフィスビル、ホテル、病院及び学校などの改修工事に採用されているが、施工業者の施主・管理組合などに対する工事説明会のプレゼンにおいて、この黒メッシュシートの使用を説明することで実利的な差別化に結びついているという。
サイズはメーターで1.8×5.1、0.9×5.1、0.6×5.1、インチで1.829×5.181、0.914×5.181、0.610×5.181とそれぞれ3タイプが用意されている。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2009.01.19

現場が認める「タスペーサー」効果 ”縁切り”が消費者にも知られてきた

2009年01月13日

コロニアルなど着色スレート屋根材の塗装時に簡単、確実、効果的な縁切りが行えるとして、低層住宅の塗替え市場で評価が高まっている縁切り専用部材「タスペーサー」。塗装業者の必須アイテムとしてすっかり定着してきた。市場に出てまだ間がないこともあり、ユーザーの生の声を聞くため、今回2社の塗装会社に取材を行った。そこから明らかになってきたのは『縁切り』という極めて地味な作業が意外と一般消費者に知られているということだ。情報が高度化している現代、自宅の塗替えを検討するときにまず行うのはインターネットでの情報収集。塗装会社のホームページがかなりの勢いで増えてきたこともあり、縁切りについての情報が目に入りやすくなってきた。こうした環境変化に伴って「従来の縁切り工法に比べて、確実かつ効果的な縁切りを行えるタスペーサーはお客様への説得力を高める」と、今回取材した塗装会社の経営者は口を揃える。開発・販売元のセイムでは「プレゼン、クロージングに活用してほしい」と、タスペーサーの有効性を簡潔にまとめたDVDを期間限定で無料配布している。

塗装屋本来の仕事が思い切ってできる アレス(さいたま市)「タスペーサーによって屋根塗装へのジレンマが解消した」とアレス(さいたま市)の川本喜樹氏は開口一番で語る。「従来のようにカッターや皮スキで縁を切っても、塗膜が再びつながってしまうので意味がない。靴を脱いで塗装後の屋根に上がるため危険も伴い、はっきり言ってやりたくない作業」と感じていた。
このため「後から縁切りをしなくて済むように小口を刷毛でなめる程度に塗ることが多くなっていった。当然、屋根の表面に比べて小口だけすぐに白くなってしまう」。防水工事の比率が高い同社だけに縁切りの大切さは熟知している。しかし有効な作業方法がない…。そんなときにタスペーサーの存在を知り「これはいける」と直感した。


 

タスペーサーの使用について川本氏は「何よりも縁切りの心配をせず、思い切って塗れるのがいい。屋根は立面の壁に比べて雨、風、紫外線の環境が苛酷。特に防水の機能はしっかりと付与する必要があることからハイビルドな塗膜にしたい。ただ、後の縁切りのことを考えると先述のような小口処理になってしまうし、そもそも作業効率も悪い」と説明する。
タスペーサーを使うとそうした配慮も不要で「ローラーで思い切って塗ることができ、リッチな塗膜がつけられる。建物の保護という塗装屋本来の仕事に対してジレンマを解消することがきた」と絶大な支持だ。


 

また作業性についても「シーラー後に屋根材の隙間に差し込むだけなので簡単。職人もすぐに慣れた。タスペーサーの材料代が多少かかるので表面的には費用アップになるが、塗膜の再形成で意味のない従来の縁切りに1人工も2人工もかけることを考えれば、かえって安くつく」とメリットを認める。
同社は賃貸住宅など管理会社絡みの物件が多いが、「広域化により非効率になっている」のが最近の悩み。このため地域密着による需要開拓を進め「地元での仕事を厚くし、効率経営を図る」のが来年の目標。「インターネットなどにより最近では”縁切り”のことを知っている施主様も増えており、縁切りの有効性について説得力のあるタスペーサーを需要開拓のひとつのツールにしたい」と語る。

品質の「見える化」に効果的 山本塗装(千葉県松戸市)

千葉県松戸市の山本塗装。ハウスメーカーの物件を中心に年間1500件以上の塗替え工事を行っている企業として有名だ。
同社の山本英明社長がこんな話をしてくれた。「先日、訪販会社で塗替えをされた近隣の人から縁切りについての相談を持ちかけられた。いろんないきさつから品質に対して不安になり、ネットなどで調べたのでしょう。縁切りの必要性を知り、訪販会社に確認したところ『縁切りは絶対に必要ない』との答えが。工事終了後のことだったのでどうにもしてあげられなかったが、縁切りというマニアックな事柄についても消費者が普通に知る時代になっている。情報化社会におけるお客様への向き合い方を再確認した」と打ち明ける。


 

同社がタスペーサーを採用している理由について山本社長は「縁切りの確実性とともに、品質の”見える化”に有効だから」と明確に答える。「毛細管現象などによる下地への水の浸入を防ぐため屋根塗装時の縁切りは重要。当社でも協力会社に徹底させているが、カッターなど従来の方法ではやったかどうか、正直なところ確認できない。タスペーサーを使うと一目瞭然で確認できるので品質管理に役立つ上、先述のケースが示しているようにお客様に対する”品質の見える化”にも有効」と説明する。


 

この点、タスペーサーの開発元・セイムがつくったDVDは、「毛細管現象による水の浸入、釘穴を通って下地へ侵入していくメカニズム、それに対するタスペーサーの有効性が短時間で分かりやすくまとめられており、お客様へのプレゼンツールとして説得力がある」と活用していく予定だ。
年間1500棟もの工事が同社に集まってくるに背景には、徹底した顧客満足度の向上がある。例えば「養生シートはお客様の大切な家を包ませていただくもの。汚れたシートは使えない」と、毎現場クリーニングを施した新品同様のシートが使われるほど。もちろん、顧客満足度の大元は「確かな品質」にある。その品質を「見える化」するのもCS向上の大切な要素。「タスペーサーがその一助になるのでは」と期待する。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2009.01.19

刷毛用攪拌ホルダー開発(副資材) 昭利ブラシ

2009年01月13日

昭利ブラシ(愛知県海部郡、代表取締役・横井利幸氏)は刷毛やブラシの洗浄用容器及びホルダーを開発、昨年12月より販売をスタートさせた。
水性塗料用の刷毛では現場ごとの使い捨てのケースが多いため、同社では洗浄・管理方法について独自に研究を進めていた。
今回開発したホルダーは、純ステンレス製のため錆に強く水性系薬品や酸系薬品にも使用が可能。形状は各種刷毛の管理を想定し、鉄骨用や目地刷毛などの長尺物にも対応可能な円形となっており、洗浄液をスムーズに攪拌する。中長タイプの刷毛で約50本の装着が可能となる。
容器は高密度ポリエチレン樹脂を使用し、耐薬品性、耐油性に優れる上、衝撃や段積みの荷物にも対応し、繰り返しの使用が可能となっている。
容器とホルダーはセット販売も可能だが、ホルダーのみを購入し容器はジョリパット缶なども利用可能。
横井社長は「トラックの荷台に乗せているだけで、移動の際に起きるゆれや振動で洗浄液が回転し洗浄できる。ホルダーをV型にすることで不均一に攪拌するので洗浄効率が優れている。エコの観点からも、刷毛を2、3現場で使用できる製品として提案したい」として述べる。
同社では洗浄に適した、ミクロ中空繊維を使用した多目的用刷毛「サスケ」と合わせて拡販を図る。
問い合わせTEL052-443-7229

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2008.12.22

多目的用刷毛「サスケ」を新発売(副資材) 昭利ブラシ

2008年12月15日

昭利ブラシ(所在地・愛知県海部郡、代表取締役・横井利幸氏)は多目的用途に最適な刷毛「サスケ」(中長タイプ)を開発、販売をスタートさせた。

同品は建築、木工、工業、DIYなどの内部用品向けのシビアな塗装からパイプ鉄部の錆落とし後の荒れた面までをカバー。更に水性塗料や油性塗料、弾性塗料などの高粘度塗料からステイン系塗料などの低粘度塗料やワックス系塗料まで幅広い使用を目的にとして開発された。
また、新素材のミクロ中空繊維(ストロー状)を使用。そのため毛細管現象を起こし中空繊維内に塗料などを含み獣毛のような含みや吐き出しの良い塗装を行うことができる。更に水性などの湿気硬化型塗料には塗面に付着する寸前まで空気に触れにくく、乾燥を軽減する効果もある。
 

同社では「従来、水性塗料には厚長タイプの使用が定番となっていましたが、F☆☆☆☆仕様の内容が変更となったことから内部塗装を中心にシビアな塗装を行う現場での必要性が多く聞かれます。中長タイプの採用により一般の方まで扱いやすく、厚長タイプより刷毛目の軽減にもつながっています」として、拡販を図る。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2008.11.25

屋根塗装の意外な落とし穴 毛細管現象に挑む(建築) 縁切り専用ツール「タスペーサー」

2008年11月20日

住宅の長寿命化に向けた維持管理を考えたとき、見落としてはならないのが屋根メンテナンスの在り方だ。特に戸建てなど低層住宅で急速に普及した着色スレート屋根材の塗替えメンテナンスでは処理の仕方を誤ると、雨漏り、屋根下地の劣化や腐朽など屋根そのものの早期劣化につながりかねない。「縁切り(えんぎり)」という地味な作業が改めてクローズアップされている。

一般的に「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれる着色スレート屋根材は、塗替え対象となる低層住宅のストック2,000万戸強のうち、実に800万戸ほどのシェアを占めていると言われる。住宅のプレハブ化の進展、また従来の本瓦に比べ圧倒的に軽量といった特質から、特に新耐震基準(昭和56年)以降急速な広がりを見せた。
こうした屋根材は通常、基材の保護と美装を目的に7-10年の周期で塗替えが必要とされている。一般的には洗浄-シーラー-中塗り、上塗りといった工程が組まれるが、最も重要な工程でありながら見過ごされがちになっていたのが「縁切り」工程だ。
 

これは塗替え工事によって覆われた屋根材の上下重なり部の塗膜をカットして適切な通気性を確保することを目的に行われる。もしこの作業を怠ると、屋根材のジョイントから侵入した雨水や生活から生じた湿気(内部結露)が屋根材の裏に留まり、雨漏りの原因になるばかりでなく、野地板や構造の腐朽と強度劣化を招き、ひいては屋根の崩落にもつながりかねないとても重要な作業だ。
縁切り作業は従来、カッターや皮スキを用いて塗装後の乾いた塗膜をカットし、「縁を切る」作業が一般的に行われていた。しかし塗膜の強度が高まっているため非常にカットしにくくなっており、また一旦仕上がった後の膜をキズつけたり、汚したり、屋根の急勾配化で危険が伴ったりと思いのほか困難な作業になっている。施主の目が届きにくいことからこれまではあやふやに済ませることも多かったが、施主側の情報武装化で決して中途半端に済ませられる仕事ではなくなってきた。
 

そこで、塗装業者の間で多用され始めているのが縁切り専用ツール「タスペーサー」だ。耐候性に優れたポリカーボネート製、4cm角大の同品をシーラー塗布後に屋根材の上下重なり部に挿入することで適切な隙間を確実に確保し、塗装終了後の面倒な縁切り作業から解放する。屋根塗装時の必須アイテムとして普及し始めたが、屋根の長寿命化を阻む大きな要因「毛細管現象」に対しても非常に有効であることが最近の実験によって明らかになった。

毛細管現象にも有効な縁切りとは

屋根材の裏に水が浸入する最大の原因は「毛細管現象」だと言われている。これは液体が狭いところに入ろうとする力が働き、重力に反して吸い上げられていく現象のこと。例えば水を入れたグラスにストローを差すと管と水との表面張力によって水が吸い上げられていく様子を見ることができるが、屋根材の上下重なり部分の隙間が狭いとこのような現象が発現し、屋根材の裏側に水が吸い上げられていく。
また、屋根材の横のジョイントから侵入した雨水も毛細管現象による横走りで拡散し、屋根材の裏は極めて水分リッチな状態になる。更に毛細管現象が働いていれば水分は排出されることなく留まり続け、屋根材を打ち付けている釘穴を通って野地板の内部や室内側に侵入し、住宅の寿命を縮める。
 

従って、屋根塗装時における縁切りには、単に通気性を確保するということだけでなく、そもそも毛細管現象を引き起こさないための適切な隙間長さの確保が重要な課題となっているのだ。カッターや皮スキで塗膜をカットするだけでは毛細管現象に対して十分な効力は期待できない。
タスペーサーの開発・販売元のセイム(茨城県守谷市、社長・倉持忠行氏)では、名古屋工業大学の宮野秋彦名誉教授(工学博士)の指導のもと、タスペーサーの毛細管現象への有効性実験をスタート。
 

実験では屋根材に見立てたガラス板で実物大の屋根モデルを組み、屋根材の上下重なり部の隙間長さと毛細管現象の関係をビジュアルに確認した。隙間長さが短いほど毛細管現象が著しく、隙間ゼロでは20-30cmも水が吸い上げられていくのに対し、タスペーサーを挿入すると自動的に2.5mmほどの隙間が確保され、たちどころに水を排出。住宅劣化を早める毛細管現象への有効性が改めて確認された。
同社では更に、建材試験センターの送風試験装置による実験で風速50mでもタスペーサーが飛散しないことを実証するなど、多方面から製品への信頼性を積み上げている。
 

「住宅の長寿命化、資産価値向上は社会的にも大きなテーマになってきている。非常に重要な部位であるにもかかわらず、これまで見過ごされがちであった屋根に対してタスペーサーの有効性が更に明らかになるとともに、屋根メンテナンスを基点に第2、第3のアイデア工法を開発していきたい」(倉持社長)と意欲的だ。
なお、同社では毛細管現象と下地の腐朽、それに対するタスペーサーの有効性をビジュアルにまとめたDVDを作成、期間限定で無料配布している(詳細は下記広告欄)。非常に説得力の高い映像のため、一般施主へのクロージングツールとして役立ちそうだ。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2008.11.25

好川産業 東電など3社共同でエアレスガン専用刷毛を開発 塗装のスピード・効率化に寄与

2008年11月20日

好川産業はエアスプレーと刷毛を一体化させたエアレスガン専用刷毛を開発した。東京電力と鉄塔塗装を主力とする塗装会社3社による共同研究によって開発したもので、スプレー感覚で刷毛塗りができることから塗装効率の大幅向上に寄与する。11月初旬から本格販売を開始する予定で、鉄塔などの鉄構造物を中心に用途展開を図る。

今回同社が開発したのは「エアレスガン用刷毛ALB-101」(特許申請済)。エアレスガンの先に装着する刷毛で、スプレーで塗料を吐出し、刷毛で塗装していくというもの。これまでも同様の製品は開発されていたが、塗面に塗料が充分にのらない、刷毛の中間の毛玉の中に塗料が溜まりボタ落ちやノズル詰まりが生じるなど問題が多く、普及していない現状にあった。
 

そこで同社は刷毛の内部の空洞部分を拡大させることで、スプレーによる吐出を確保。その後、すぐに刷毛部を使ってならし塗りができる利便性を付与した。また刷毛の内部にはリングネットを取り付け、刷毛内部の空洞を確保するとともに、刷毛自体の弾力性を維持し、スプレー、刷毛塗りの両方がスムーズに行えるようにした。
また同品の最大の特長は、フリーパターンチップを刷毛に内蔵した点にある。ノズルが詰まってもフリーパターンチップでノズル口径を変えることができるため、瞬時に詰まりを解消することが可能になり、更に被塗物の形状によってパターンや吐出量を調節しながら作業できる。これにより従来品の欠点であった塗料詰まりやボタ落ちを克服した。フリーパターンチップは国内で一般的に普及している米・タイタン社製を採用した。

これにより、スプレーする際は塗面からわずかに刷毛を浮かせることでスプレー効果が発揮できる上、周囲の毛の部分がカーテンの役割を果たすため飛散を最小限に抑え、塗着効率を高めることができる。またノズルの口径さえ合えばエアレスガンに装着できるという汎用性も確保した。
その他、1)スプレー吹きと刷毛塗りが同時に行える。ボルト接続部、すき間、突起物、凹部の塗装などさまざまな形状への対応が可能2)刷毛の取替えがワンタッチで行える3)刷毛部を縦横に回転させることで、塗装の方向を自由に変更できる4)下げ缶を持つ必要がなく、片手での作業が可能になり、安全性の向上に寄与5)刷毛部に落下防止用のストラップを付与6)塗料を1カ所から圧送できる7)飛散抑制により塗料ロスの削減に寄与などの特長を有する。
 

同品の開発に至った経緯は、東京電力が自社で保有する送電鉄塔に対し、「効率的な塗装ができないか」と取引する塗装会社に持ちかけたことが始まり。好川産業に開発依頼が寄せられたことで、製品開発が始動した。
そこには鉄塔の営繕に関して効率化を図る東京電力サイドのニーズがある。同社が保有する鉄塔は約6万本に達すると言われ、10年に1回塗替えを施すとして、年6,000本ペースで施工する必要がある。施工体制の整備、塗料の長寿命化を図る一方で、塗装効率を高め、省工程化を図ることは不可避のテーマとなっている。

同社のみならず、鉄構造物を含む重防食メンテナンスはインフラ基盤の維持から活性化の必要性が指摘されており、国土交通省は10兆円規模の橋梁立替を含む維持管理の予算化を計画するなど需要環境も整備されつつある。
塗料、塗装に対する役割が改めて再認識される気運にある中で、関西ペイントは先行して四国電力グループ会社の四国総合研究所と50年耐久を見据えた「タワーバリヤーシステム」を共同開発。従来の防食塗装の6倍以上の性能を有する塗料及び仕様の開発と合わせて、専用塗装機を開発。塗料飛散量が少なく、ボルト周りの膜厚確保の点から刷毛塗りが最適と判断し、圧送刷毛による塗装システムを採用。塗料供給装置は高所作業上不可能であることから、背負い式の小型ボンベによる塗料圧送方式を取り入れた。
 

それに対し、好川産業の好川久雄社長は「当社は圧送刷毛で独自技術を有するが、今回は実用性を鑑みてエアレススプレー的感覚で作業できるというコンセプトでエアレスガン専用刷毛を完成させた。塗装効率の高さとVOC削減にも寄与することから、新塗装工法として鉄塔以外の用途にも展開させていきたい」と意気込みを見せる。
 

鉄塔以外の用途として、1)鉄骨及び橋梁のボルト面及びフラット面の塗装2)タンク及び煙突の塗装3)一般建築内外装の凹凸サイディング等の塗装4)折半屋根及び瓦棒屋根の塗装5)スレート屋根及びトタン屋根の塗装6)木製品の下塗り、上塗り7)塗料の剥離剤の塗布などを見据えている。
価格はエアレスガン用刷毛「ALB-101セット(取付ジョイント・リテイニングナット付)」1万8,800円、交換用刷毛「ALB-101本体」1万3,800円、エアレスガン刷毛セット(フリーパターンチップ付)「ALB-101FPセット」3万1,800円(いずれもユーザー価格)。

出典:ペイント&コーティングジャーナル

2008.10.10

粉体塗装専用マスキングテープが好評(副資材) 仕上がり品質に寄与 テサ テープ

2008年10月07日

粘着テープの世界的メーカー、テサ テープは粉体塗装専用の高性能マスキングテープ「テサ#4331」を販売している。200℃の高耐熱性に加え、独自の基材技術により、フレーキングや塗料の入り込みを防止、シャープなラインを確保できるとして粉体塗装の現場で評価が高まっている。
 

同品は粉体塗装など高耐熱用に開発されたマスキングテープ。高温に耐えるシリコーン系の粘着材を採用し、支持体にはポリエステルに不織布をラミネートした複合基材を用いた。
200℃の高温耐熱性を持つことに加え、基材の特性からテープ剥離時に塗料粉や片が飛散するフレーキングを防止する。また加工精度の高さにより、テープエッジ部からの塗料の入り込みを防ぎシャープな見切りを確保できるのが大きな特長。フレーキングレスなので塗料片付着による補正作業などからも開放される。
更にテープ背面の不織布が塗料のダレを防ぐ、のり残りしないなどの特徴があり、仕上がり品質の向上に寄与する。電着塗装時のマスキングにも使用できる他、リン酸処理面、酸化アルミニウム面などの下地にも対応。
 

高温焼付塗装時のマスキングでは耐熱性の高いポリイミド(カプトン)テープなどが使われるケースが増えているが、高価格な上フレーキングの点で難があった。
同品は任意の幅のロールテープの他、打ち抜き加工でさまざまな形状での納品も可能。
問い合わせは同社TEL03-6716-1413、http://www.tesa.jp

出典:ペイント&コーティングジャーナル

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